【Day1】フルケーブの入り口に近づいていく
こんにちは、ミルマーレの米盛です!
今回、人生でも指折りのチャレンジとなる TDIイントロトゥケーブ&フルケーブ講習 を受講してきました。
場所はメキシコのプラヤ・デル・カルメン。セノーテで知られる、ケーブダイビングの聖地です。
ブログでは、この特別な8日間を 日ごとに振り返って いこうと思います。

Day1|イントロトゥケーブ:座学と1ダイブ
初日は座学からスタート。
「ケーブ」と「カバーン」の違い、そしてそれぞれのリスクとルール。
特に印象的だったのがホワイトボードに書かれていたこの言葉:
Cavern at night turns into a cave.
昼ならカバーンでも、夜になればそれはケーブになる。
光があるかどうか、それだけで環境の定義が変わることに考えさせられました。
続いて、バルブシャットダウンの手順や、ゼロビジリティ対応のトレーニング。
「タッチコンタクト」、「ゼロビジリティエキジット」などのキーワードとともに、“見えない”中で生きる術 をたたき込まれていきます。
視界ゼロ・光なし・単独になったら、ケーブでは生き残れない。
「命をかけて遊ぶ覚悟」が問われる世界だと実感しました。

ドリル中心で緊張感MAX:水中はずっと“訓練モード”
午後からはいよいよ水中へ。
とはいえまだフルケーブには入らず、カバーンゾーン(天井あり/光あり)でのトレーニング。
ラインを張る、バディとの位置を意識する、片手でのラインタッチ……。
1ダイブとは思えないほどの密度と集中力が求められる時間でした。
水中でライトを消すだけで、焦る自分に気づきました。
ライトが1本切れただけで、視野も心も狭くなる。
それが2本消えたら? バディも見えなかったら?
頭の中でどんどん「もしも」が渦巻いていく。
そして、この日いちばん苦戦したのが タッチコミュニケーション。
正直、これまでしっかり意識してやったことがなかったので、「合図を送っているつもり」でも相手に伝わっていなかった……。
イントラからは「もっと 明確に・強く・はっきり ゆするように」とフィードバックを受け、“水中での会話の仕方”を根本から見直すきっかけになりました。
Day1の夜|“フィードバックはその日のうちに”
ゲストハウスに戻ってすぐ、今日のダイブ中に インストラクターから指摘されたハーネスの調整 を行いました。
特に言われたのが、両胸あたりのDリングの位置。
「今のままだと使いづらいし、ガス交換やラインワークの際に邪魔になる」とのこと。
普段は気にならなかったけれど、テクニカルの環境では数センチのズレが操作性に直結する。
講習後の疲れた体にムチ打って(笑)、ハーネスのベルト部分を通し直してDリングの再配置。
どの角度なら自然に手が届くか、ぶら下げたときの位置はどうか、細かく確認しました。
ケーブの世界では、装備の快適さがダイバーの一体感と安心感を生む。
ちょっとした違和感でもそのままにしない。
「この環境では、“まあいっか”は通用しない」——そんなことを教わった夜でした。

Day1の学びまとめ
- カバーンエリアでは光・距離・深度すべてに明確な制限があること
- 「トラブルが起きたときの行動」が常に前提であること
- 快適な装備=生還率。妥協は命に直結する
- タッチコミュニケーションは“しっかり強く”。水中でも「伝わる」やり方を学ぶ必要がある
明日からはさらに遠く、そして暗くなる。
緊張と興奮が入り混じる中で、Day2へ。

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