【Day2】いよいよフルケーブへ!
2025年5月23日。TDIフルケーブ講習2日目です。
こんにちは、ミルマーレの米盛です!
ゲストハウスの部屋には朝日が差し込むので、目覚ましの振動が鳴る前にまぶしさで自然と目が覚めました。

この日からは、より実践的なドリルが本格的にスタート。
「潜る」ではなく「訓練する」という意識が大切な一日です。
座学:ジャンプリールとARCのルール
朝はまず座学から。
この日は、ジャンプリールの使い方と設置方法について学びました。
中でも印象的だったのが、ARC(Arrow/Reel/Cookie)という順番のルール。
- Arrow(アロー):進む方向を示すマーカー(ディレクションマーカー)を先に置く
- Reel(リール):その先にジャンプリールを伸ばす
- Cookie(クッキー):誰が行ったかを示す個人用マーカーを設置
この順番を守ることで、「どこから来て、どこに向かい、誰が通ったか」が一目でわかります。
ケーブの中では言葉が使えないので、こうしたマーカーが唯一の“会話”手段になることもあるそうです。

本日のドリル一覧
ダイビングでは、水中で行う練習を「ドリル」、陸上での確認作業を「ランドドリル」と呼びます。
この日はまずランドドリルで、当日やるべきことを整理しました。
すると…イグアナが乱入!さすがメキシコ笑
思わず記念にツーショット。このときはまだ笑顔でしたが、ここからだんだん余裕がなくなっていったような…笑

この日実施した水中ドリルはこちら:
- 潜行前のセーフティーチェック(Sドリル)
- プライマリーリールの取り付け練習
- ガスシェアをしながらガイドラインを辿る
- ガスシェア+視界ゼロ(ゼロビジリティ)でガイドラインを辿る
- サイドマウントでの右ホースの収納方法
- パーマネントラインにディレクションマーカーがある意味を学ぶ
プライマリーリールとマーカー:ラインが教えてくれること
この日から、実際にプライマリーリールを使ってラインの扱いを練習しました。
ただ結ぶだけではなく、テンションのかけ方や取り付けの角度、リールの位置取りなど、細かな“所作”もとても大切。


また、パーマネントラインにディレクションマーカーがついている=そこに別のライン(ジャンプ)が存在する可能性があるという知識も得ました。
ケーブの中では、ラインはただのロープではありません。
標識であり、ナビであり、命綱。まさにライフライン。
ほんの小さなマーカーの意味を読み取れなければ、迷ってしまう可能性すらあるのです。
水中で「最悪の事態」を演じる:ゼロビジリティ+ガスシェア
この日いちばん緊張感があったのが、「ガスシェア → ゼロビジリティ → ガイドラインをたどって脱出」という一連のドリル。
マスク全体を覆う赤いカバーを装着して、光もまったく感じない完全な“視界ゼロ”の状態に。
頼れるのは、ガイドラインとバディとのタッチコミュニケーションだけです。

合図は「伝えたつもり」では不十分。
しっかり、確実に伝える強さと明確さが必要だと痛感しました。
当然、水中ではコンピュータも残圧計も見えません。
残圧は、記憶や呼吸感覚、そしてタンクの浮力の変化からなんとなく推測します。
深度は、体が感じる浮力や鼓膜への圧力から判断。
こんな状態でも冷静さを保ち、今やるべき手順に集中する。
安全って、スキルそのものよりも、それを冷静に実行できる状態を作れるかどうかなんだと改めて実感しました。
サイドマウント:右ホースのしまい方も大切なひと手間
この日は、サイドマウントの細かな扱いについても指導を受けました。
特に印象的だったのが、右側のセカンドステージのホースの収納方法。

水中でホースがブラブラしていると、ラインに引っかかったり、チームの邪魔になったりするリスクがあります。
ちゃんとまとめることで、自分の安全だけでなく周囲への配慮にもつながるんだと気づかされました。
Day2の学びまとめ
- 視界ゼロの状況では、“触覚+冷静さ”が命綱
- タッチコミュニケーションは「確実に伝わるか」が勝負
- ジャンプリールの設置はARCの順番でルール通りに
- ラインの小さなマーカーにも意味がある
- ホースの扱いひとつがチーム全体の安全に影響する
新しい発見や、知らなかった世界を体で学ぶ毎日に、不思議と高揚しました。
Day3もお楽しみに!
〜お知らせ〜
- 6月24日(火)逗子2ボート:マクロ狙い
- 6月25日(水)城ヶ島2ボート:マクロ狙い
- 7月5日(土)伊戸2ボート:シャークスクランブル!
- 7月6日(日)城ヶ島2ビーチ:リフレッシュダイビング&体験ダイビング
ご興味ある方はお気軽にご連絡くださいね!
おまけ:夜ご飯
この日は、スーパー近くの屋台でタコスを2枚いただきました。
拙い英語やスペイン語で会話していますが、うまく聞き取れないときは筆談ボードを活用しています。

そんなとき、隣にいたお客さんが「それ、ビーガン用の肉で、大豆から作られてるんだよ」と教えてくれました。
言われるまでまったく気づかず、普通に“肉”だと思って食べていました…!
そのあとは、スーパーで買っておいたオアハカチーズとトスターダをはさんで焼いた軽食をつまみに、テカテで軽く晩酌。

ちなみにこの“オアハカチーズ”、実はメキシコで作られたものしか名乗れないんです。
ほんのり塩気があって、モッツァレラのような風味とやさしい弾力がクセになる。
やっぱり本場のオアハカチーズはひと味違いますね。


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